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これは昭和3年から時事新報に連載された「東京名物食べある記」による昌平橋食堂のレビュー。”定食一點張りなので、四人の前へズラリ一様に會席形式に同じものが並ぶ”つまり、食堂に入ると有無をいわさず全員同じ食事が提供されます。これが「定食」です。
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こちらは関東大震災後に発足した大衆食堂のチェーン店、須田町食堂(現 聚楽)の支店オープンの写真です。真ん中に「合の子弁當十六銭」「定食二十五銭」と書かれています。「焼き魚定食」や「とんかつ定食」といった表現はメニューにありません。ただ単に「定食」なのです。
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現在で言えば、店がおかずを決める「日替わり定食」や、学食や社食の「AランチBランチ」にあたるのが、戦前の大衆食堂の「定食」です。「焼き魚定食」や「とんかつ定食」のような「おかずプラス飯と汁のセット」という意味で「定食」が使われるようになったのは、戦後のことなのです。
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