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murasawa

  1. ところで、12月に開催されるCOP15(ポスト京都プロトコル会議)は不調に終わるだろう、というのが参加者の一致した意見だった。これは大変残念なことだ。
  2. その後、WEFのエネルギー担当者からもアプローチされた。「あなたのようにデータに基づいてはっきり意見を言う人が少ない。是非協力して欲しい」。
  3. 休憩時間に、「あなたの意見に全面的に賛成」という人物がやってきた。名刺をみると、なんと「マスダール・プロジェクト」のディレクター。マスダールは、中東の石油王国アブダビが推進する「ソーラー・シティ」だ。「石油があるうちにポスト石油時代のために投資する」というのが彼らの考えだ。
  4. イギリス人プレゼンターが、ソーラー発電についておかしなデータに基づく消極論を展開するので、日本では今年から補助金制度が復活しフィード・イン・タリフ(FIT:電力の高値買取制度)も導入されたことを報告。今後、コストも下がりソーラー発電は大いに普及するとの持論を述べた。
  5. 今、ドバイの最終日。相変わらず一般論が続く。グリーンピースのメンバーが「具体がなくて内容ゼロじゃないか」と発言。私はグリーンピースは好きではないが、拍手した。
  6. いろんな人に会えたのは大き収穫。世界最大の風力発電機メーカーVeritas(デンマーク)の副社長。スマートグリッド会社数社。ノルウエーの電気自動車会社Think!の創業者、中国科学院の幹部など。
  7. 私はサミットの中の「サステイナブル・エナジー」分科会のメンバー。いろんなメンバーがいていろんな「提言」が出るが具体論は少ない。大仰な仕組みの割りに中身がない。WEFの年次総会(ダボス会議)では、皆が集まりいろんな意見を交換することだけを目的としている
  8. なぜ、ドバイ政府はこんなことに金を出すのかというと、世界の観光と国際会議の中心になろうとしているからだ。将来に対する投資である。アラブ首長国連邦の中でも、アブダビは石油王国だが、首長国のひとつであるドバイ自体にはとくに資源はない。
  9. 20日朝からドバイ。世界経済フォーラム(WEF)主催のグローバル・アジェンダ・カウンシル(GAC)のサミット。先日のカタールの方はカタール政府がスポンサー。こちらはドバイ政府。世界中から700人もビジネス・クラスで呼び、5つ星のホテルに泊めている。大変なコストだ。
  10. 今、カタール・ソーラー・テクノロジーズという多結晶シリコン製造メーカーを設立中。日本のソーラーパネル・メーカーとの提携を手伝うことになった。これからドバイへ。
  11. 最後には、カタール・ファウンデーション(王室系)の幹部がやってきて言った。「あなたの言う通りだ」「我々も長期的な解決策は大規模ソーラーと思っている」。カタール政府もなかなかすごい。
  12. 会議の二日目には賛同者がずいぶん増えてきた。「子供たちのために環境を守る必要がある」「石油もガスもそのうちなくなるのだから今のうちにエネルギー源を多様化しておくべきだ」
  13. 当然、会議では圧倒的な少数派。ただ、カタール政府代表者は、そういう意見(脱石油、脱ガス)も是非聞きたいという。
  14. ここで村沢流「燃やさない文明」論を展開した。
  15. カタールは世界有数の天然ガスの輸出国。世界各国からの参加者は約30名。石油・ガス関係者が多い。
  16. 世界経済フォーラム(ダボス会議の主催組織)から招待されて、18、19の両日カタール政府と、エネルギー問題についてのディスカッションに参加。
  17. 次回は11年秋の予定らしいが、思い切ってガソリン・エンジン全廃ぐらいを打ち出せば、注目されると思うが。
  18. 東京モーターショーはやはり非常に低調だったようだ。累計入場者数は61万4400人。前回07年(142万人)の半数にも届かず。乗用車を含む総合ショーとしては58年以来過去5番目に少ないとのこと。会場は大変寂しかった。このままでは、地方のモータショー?
  19. しかし、近いうちに電気自動車のフォーミュラ・レースが始まるはず。そこで、バッテリーとモーターの技術を競うなら歓迎だ。ついでに、オートバイ・レースも早く電気化するべきだ。交差点などで、一番やかましいのはオートバイだし。
  20. トヨタのF1撤退。現在の状況から考えて止むを得ないと思う。ガソリン・エンジンはもはや主役の座を降りつつある。エコカーを戦略の中心に据えようとするメーカーが、エンジンのうなりを上げて疾走するF1をやるわけには行かないだろう。