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di_hkomatsu

  1. さて、実際のものはどうなんだろうか...3月を楽しみに待つことにしよう。 逆に、このTabletが駄作であれば、俺はApple製品は徐々にディスコンしていくつもりだ。iPod,Mac,iPhoneこれらはいずれ自滅に巻き込まれるであろうから...。
  2. 同じものをAppleがブランドパワーだけで出すのであれば、失敗するどころか、電子書籍、そして、iPhoneすら自滅に追い込む可能性がある。
  3. AppleTVの失敗要因はここにあった。過去の電子ブックビューアーの失敗要因もここにある。Kindleが今、成功しているように見える要因は、進化した技術の利便性が、そういったデメリットを一見多い隠しているに過ぎない。
  4. 繰り返しになるが、人は、コンテンツを入手する手段は、収入(その人で自由にできる金額)で決まる。 それも、多数の賛同を得るべき大多数は「なるべく安く」手に入る手段だ。 日本で言えば、税金で成り立っている図書館から、本を借りて、電子ブックに転送という方法が市民権を得る必要がある。
  5. この匙加減をどこまで踏み込んでくるかが、Apple Tabletの成功の鍵だ。 過去のモノを踏襲するだけであれば、むしろ、悪影響ですらあるように思う。単にAppleというブランドを濫用して、Amazonを追いかけたに過ぎないのだから...。
  6. レコードやCDはiPodに転送することが何とか可能であった。特にCDに関しては完璧に近い。 でも、過去の電子ブックビューアーはそれが可能であっただろうか?答えはNoに近い。
  7. だから、電子ブックを普及させるには、マテリアルとしての「本」の所有、あるいは借与者に、同時に電子的な権利も付与する段階が必要ではないかと思っている。 Amazonが中途半端な成功にとどまっているのは、その部分を埋めきれていないからだ。
  8. では、本はどうだろうか...例えば、所有している書籍のISBNを打ち込めば、自分の電子ブックビューアーでも見ることができるのだろうか? 自分が所有主ている本を、電子ブックビューアーに転送する手段があるのだろうか? これに対する手段は相当限られているはずだ。
  9. こういった階層構造を理解した上で、マーケティング活動と併せて成功に導いたのがiPodだろう。 確かに、違法P2PのMP3を聞くことも出来れば、iTunesで買う、そしてレンタルやセルでCDから転送するなんて感じで、手段は無数だ。
  10. だから、収入の多い人は、ブルーレイのディスクを...そうでない人は、レンタルのDVDを、そして、それ以下の人は、放送を録画して、さらにその下はP2Pで入手したファイルなんてのも考えられるだろう。 でも、この中からどの行動を取るかで最も支配的なのは収入だ。
  11. つまり、「A」というコンテンツを楽しむ手段は収入で決まっていてこれは動かせないと言う持論だ。 例えば、世間的に認知されているビデオがあるとしよう。 これを試聴する手段は限りなくある。それが、合法なのかどうかにかかわらず....。
  12. 戻したついでに、少し大胆なことを言わせてもらうことにしよう。 単なる持論ではあるが「人は、コンテンツに払う代価を収入で決めている」という説だ。
  13. では、話を戻そう。
  14. ただ、それは、本当に単に嫌がらせでしか無いので、いずれは消滅する運命にある。 アーチストが既得権益に潰される図式が出来上がってしまうからだ。
  15. iPodが抱える最後の課題も、たんなる既得権益に関するいやがらせでしかない。それも、徐々に埋まりつつある。 ただ、日本ではソニーがレーベルをおさえていて、これらの曲はiTuneで購入することはできない。どうしてもと言う場合は、CDを買うかレンタルして転送するしか無い。
  16. 例えばGeniusなんかがそれで、自分好みの楽曲はiTuneがプレゼンしてくれる。今のところ、俺には役に立たないものしか引っ張ってこないが、この最適化が進めば侮れない存在になるいことは間違いない。
  17. Kindleの魅力は、ライフスタイルを変えるくらいのアプローチをやってのけたことだ。これは初代iPodとiTuneに近い。つまり、AppleがCDの購入と同時に、レコードショップに足を運ぶ手間、そして、楽曲を選定する手間を省いてしまったのだ。 そしてそれすらも進化させた。
  18. で、問題は今回のタブレットだ。 おそらくリプレイスを狙っているのは新聞や本であることは間違いない。 本は確かに電子化には最も近いコンテンツだったように思う。 ただし、今までの電子ブックリーダーはことごとく撃沈したし、何とかうまくいったかなぁ...と思えるのがKindleだ。
  19. ビデオはVHSやLD,DVD等があるが、それ以前に放送があるので、放送で対抗されては敵わないということなんだろう。 でも、放送も揺らぎ始めている。YouTubeなんかがそれで、Appleは外堀としてそういったビデオコンテンツを収集する仕組の構築を模索しているようにも感じる。
  20. 新聞はサイズ、本は装丁やポータビリティ、何よりも美術品として置いておく価値がある。 ただし、それはレコードのジャケットにも言えたことだし、CDなんかも一応そうだった。 ただ、レコードの場合は、レコード、CDという緩やかな変化でジャケットの価値を減退させていくことに成功している